ブックタイトルふなばし福祉97号

ページ
4/4

このページは ふなばし福祉97号 の電子ブックに掲載されている4ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

ふなばし福祉97号

令和元年(2019年)9 月№97 (4)広報紙の編集ボランティア募集『ふなばし福祉』4面編集発行回数 年3回(1・5・9月)活動日 原則として金曜日午後日 時 11月16日(土)午後1~4時会 場 中央公民館参加費 無 料申込み 下記にご連絡ください。「シニアボランティア研修会参加者」募集◇『 ふなばし福祉』は町会・自治会のご協力により配布されています ◇仕事のかたわら15年間ストリート・パフォーマーとして活動し、劇団で舞台経験をもつなど、さまざまな“芸事” を得意とする麻生昌範さんは、『音がない遊人(ゆうじん)-ムッシュー・マサ』の芸名をもち、プロとして活躍しています。聴覚障がいをもちながら、見知らぬ人に出会い、言葉はなくても身振りで伝えられることがあるとの思いから、技を磨き、近年は国内3カ所の団体と共に活動しているほか、フランスで催される『国際ろう芸術祭』に参加するなど、たゆまぬ努力を続けています。  およそ2年前、たまたま目にしたボランティア募集の記事に心を惹かれ登録。以来、依頼があれば出向き、多くの方々を喜ばせています。取材したこの日は、介護老人保健施設『リハビリケア船橋』でお披露目。施設側が用意した手づくりの舞台で、帽子やボールを使ったジャグリングやペンシルバルーン、手品などのほか「頭立ち」という難しい技も。大きな拍手に「喜んでもらえた」との手応えを感じつつ、「こうした時間を大切にしていきたい」と、気持ちを新たにしていました。ほとばしるパワーが周りに活力をもたらす元気さで、船橋市特別養護老人ホーム『朋松苑』などの高齢者施設や障がい者施設に出向いて、入所者に歌謡曲の伴奏や歌唱指導もしながら、場の雰囲気を盛り上げるマルチぶりを発揮しています。「先天性股関節脱臼症」の障がいがあっても、子どものころからハモンドオルガンや歌を習い、奏者や指導者として活動してきた体験を、ボランティアとしても活かしたいと、20年以上前から続けています。プロ仕様の巧みな話術は、会場に一体感を生み、小園さんの力強い演奏で『365歩のマーチ』が始まると、張りのある歌声のリードにのって、入所者たちも生き生き坂下三郎さんは、依頼者との対局を通して交流する囲碁ボランティアを続けています。定年後、大病を患い闘病生活を送った経験から、「生かしてもらった命の恩返しに」と、唯一の楽しみとする囲碁を活かしたいとボランティアセンターに登録。以来7年間、毎週水・木曜日の2日間、2カ所のデイサービスで囲碁対局のお相手をしています。また、数カ月前から、やはり月2回、外出のできない個人宅に出向いて相手をすることも始めました。世代的に囲碁や将棋を趣味とする高齢者は多く、日によっては5、6人が順番待ちということもあり、1人40分ずつを目安に向き合っています。対局に費やす時間は、毎回2時間におよぶハードさですが、坂下さんは「好きだから」と、楽しそうに話していました。しかし、当然、自分の趣味として碁会所などで対局するのとは異なる心配り、気遣いが求められます。「どんなボランティアも同じでしょうが、相手に楽しんでもらえることが何より」と、趣味がつなぐボランティアに充実感を得ているようでした。 今やボランティア活動は、地域福祉の中心としての存在感を発揮し、船橋市ボランティアセンターには現在、約4,000人が登録しています。多くはグループでの活動ですが、個人登録も約1割を占めており、今号は、ご自分の特技でお役に立ちたいと活躍している個人ボランティア3人に焦点を当ててみました。会員募集中(特に女性会員募集中) 船橋市内に居住の、健康で働く意欲のある60歳以上の高年齢退職者及び障害者、母子家庭の母・寡婦の方なら、どなたでも入会できます。会員になって、豊かな経験や能力を生かして仕事をしてみませんか。まずは入会説明会にお越しください。お問い合わせ先(公財)船橋市生きがい福祉事業団? 047-435-1255日 時  毎月第2水曜日及び第4水曜日の午後1時30分開始場 所  船橋市福祉ビル6階会議室(船橋市本町2-7-8)入会説明会あとがき防犯パトロールで地域を廻っていると盆踊り大会に出会うことがある。浴衣姿でやぐらの廻りを輪になって踊っている。皆んな笑顔だ。暫く見物していると、その輪に混じって車椅子の人を見つけた。椅子に座ったまま楽しそうに手だけを動かしている。付添人は車椅子を押しながら足でステップを踏んでいる。実に微笑ましい光景であり、深い感動を覚えた。来年は是非参加して、輪の中に入ろうと思う。(H・I)地域の情報発信は私たちにお任せくださいwww.shinposha.co.jp■本   社:〒273-0014 千葉県船橋市高瀬町32番地■つくば支店:〒305-0035 茨城県つくば市松代2-2-1ボールさばきも鮮やかに伴奏しながらの歌唱指導対局に臨む坂下さんと声高に合唱。さらには手拍子も始まるなど大いに盛り上がりました。絵や和洋裁、料理など生活者としてさまざまな趣味や特技をもつ小園さんは、それらを惜しむことなくボランティアに活かしたいと、自宅で作ったみかんの皮のお菓子を持参してふるまうなど、「何ごとも面倒がらずに」をモットーに、年齢を感じさせない“若さ” を、接する人たちに振りまいています。