ブックタイトルふなばし福祉94号

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概要

ふなばし福祉94号

平成30 年9 月発行 No.94誰もが自分らしく   安心して暮らせる      福祉のまちづくり(地域づくり)船橋市社会福祉協議会の目指すもの市社協の朗読ボランティア養成講座の受講者有志で結成された「ふなばし朗読の会まつむし」(1980 年設立)がこの度、緑綬褒状を受賞しました。会員は月2回の勉強会を通じて視覚障がい者の方が耳で読書を楽しみ、より充実した生活を送るために音読図書制作(CD)や対面朗読などのボランティア活動に永年貢献したその功績が認められました。勉強会では声を出し1冊の本をみんなで共有し、井場兌子さん(会員で元アナウンサー)が個性を生かした指導をし、また、今年4月から男性ひとりも入会し、取材中には3人の見学者も。静かな雰囲気の中にも活気が溢れていました。代表の家景子さんは「音読は認知症予防にも良いですよ。本好きの皆さんが集まり、楽しみながら視覚障がい者のお役に立てることは嬉しい」と明るい声で話してくださいました。入会ご希望の方、お問い合わせはボランティアセンターまで?047-431-8808(写真と文 白石 ちとせ)ふなばし朗読の会まつむし船橋市社会福祉協議会(以下「市社協」)では、市内の小・中学校および高等学校を対象に福祉教育(福祉体験)を推進しています。6月28日(木)、千葉県の福祉教育指定校となっている飯山満小学校の体育館で、同校5年生に車イスとアイマスクによる福祉体験を実施しました。福祉体験にはいつも地域のボランティアさんが会場設営から講習の補助まで積極的に関わっていただいております。この日も千葉YMCA船橋地域デポ、認定NPO法人日本レクダンス協会船橋支部、二宮・飯山満地区社会福祉協議会(以下「地区社協」)のボランティアさん25人が参加してくださり、車イス介助の心得や、一人で車イスを操作する時の声かけのしかたを、児童たちに分かりやすくアドバイスしていただきました。また新たな動きとして、社会貢献をチームの活動理念に掲げる「千葉ジェッツ」の2選手に初めて参加していただきました。地域で色々な経験をされているボランティアの皆さんでも、目の前に立つバスケットボール選手の体の大きさにとても驚いていました。普段スクールガードをしているというボランティアさんは、「毎日小さい小学生ばかりを見ているけれど、こんな風に大きく成長する子どももいるんだろうな」と目を細めていました。福祉教育の担当者として小学校での福祉体験を何度も開催していますが、スター選手が参加することで、福祉体験は児童の集中力が増し、積極的に学べていたように感じました。身体の大きなバスケット選手が乗る車イスを押すことができることを体験することで、小学生でも力になれるという事がわかったのではないでしょうか。  参加してくれた2人の選手はとても気さくな方で、ハイタッチやじゃんけんなど、子どもたちの要望に笑顔で答えてくれました。家族で千葉ジェッツのファンだという女の子は、はじめは「本当に一緒に授業を受けるの?」と疑うような顔をしていましたが、最後には自分が乗った車イスを選手に押してもらい満面の笑顔を見せてくれました。福祉体験では、身体の不自由さを疑似体験する事で困っている人に出会った時、自分に何ができるかを考えたり、地域の人たちとの触れ合いや、異なる世代の人々や様々な職業の方と知り合うことで、気付きや思いやりといった気持ちを学ぶことを目的としています。千葉ジェッツの選手が参加してくれたことで、小学生や地域のボランティアさんがうれしい気持ちになり、笑顔や話しかける言葉が増えていました。2選手と一緒に参加された千葉ジェッツのマネージャーである三浦さんから「社会貢献の一つとして、今後もこのような福祉教育にできるだけ参加協力したい」との嬉しい感想もいただくことができました。児童たちだけでなく主催者側にとっても福祉教育の授業を積極的にとらえることができたように思います。福祉教育の新たな動き千葉ジェッツの選手が初参加主な記事内容・ 日常生活自立支援事業(福祉サービス利用援助事業) を支える「生活支援員」募集…………………………… 2 面・お休み処の紹介&ボランティア募集…………………… 2 面・教育支援資金貸付事業の紹介…………………………… 2 面・高齢者の住まい探しのお手伝い 「居住支援事業」紹介… …………………………………… 3 面・フードドライブご協力のお願い………………………… 3 面平成29 年度事業報告、決算報告… ………………………… 4 面平成30 年度赤い羽根共同募金運動が始まります… ……… 5 面・平成29 年度共同募金にご協力の企業紹介(一覧)・市社協会費にご協力の法人・団体紹介(一覧)地区社協「地域福祉まつり」開催のご案内……………… 6 面生活支援コーディネーターの24 地区配置を目指して… … 6 面災害に備える心構え(寄稿文)… …………………………… 7 面子どもたちの居場所づくりに???子ども食堂紹介… …… 8 面◇『ふなばし福祉』は赤い羽根共同募金の配分金で発行しています ◇車イス介助をアドバイスアイマスクをつけて福祉体験やさしく押すからね7月31日(火)、8月1日(水)、8月3日(金)の3日間で、中学生17人を対象に、ボランティア養成講座を開催しました。 講座内容は、初日に認知症サポーター養成講座と施設見学、2日目は、視覚障がいを理解するためのガイドヘルプ体験講習と、船橋市聴覚障害者協会や手話通訳の方々から「手話」を受講しました。最終日は、災害時のボランティア活動について、普段から防災に備えることの必要性や、災害時には身の回りの物を活用す中学生ボランティア養成講座の開催る智恵について学び、具体的にビニールのごみ袋で雨合羽を作りました。参加した中学生からは積極的に体験する姿が見られ、この3日間の体験がいつか役立つことを期待させてくれました。発行 船社会福祉法人橋市社会福祉協議会 住所 船〒273-0005橋市本町2-7-8船橋市福祉ビル3階電 話047(431)2653F A X 047(431)2678ホームページhttp://www.funabashi-shakyo.or.jp発行部数200,000部