ブックタイトルふなばし福祉91号

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概要

ふなばし福祉91号

平成29年9月№91 (2)新京成線の高根公団駅西側にあたる高根台7丁目から新高根1~6丁目、芝山1~6丁目、そして飯山満3丁目と西習志野3丁目のそれぞれ一部を担当区域とする高芝地区社会福祉協議会のエリアは極めて広範囲に及んでいます。在宅支援充実を目指し一方、高齢化率の高さや単身高齢者世帯の多さは、市内24コミュニティでも5~6番目に数えられる環境の中で、高芝地区社協の取り組みの最大の課題となっていたのが在宅支援の充実でした。この課題に改めて正面から向き合う糸口となったのが、昨年12月に配置された「生活支援コーディネーター」でした。配置されてから半年余り、既に市内10余地区で配置されている現状を勉強させていただきながら、高芝地区として取り組む方向もようやく見えてきました。実情把握からスタート生活支援コーディネーターとしての役割は、まず高芝地区における高齢者を中心とした実情を明確に把握し、地域の特徴を明らかにし、地域で広く現状を共有する中で、1人でも多くの人たちの協力が得られる体制を構築していくことでした。まず初めに考えられるのが、高齢化率29・8%は市内全体の高齢化率23・1%(平成28年4月現在)より相当高く、丁目別に見ると、既に37%を超えるところもあります。一方、高齢者世帯は3803世帯で、全世帯に占める割合は25・9%で、市内全体の22・8%より約3%も高く、4世帯に1世帯は高齢者世帯となっています。その中で注目されるのが単身高齢者世帯で、その比率は全世帯の13・5%、市内全体の12・5%よりも高くなっているのが現状です。生活支援推進協議会設立を準備「老いの日は、誰でもいつか必ず迎えることです。その日のために『今私ができること』をみんなで考え、知恵を出し合い、与えられた条件の中でお互いに努力し合える場づくりを考えていきたい」…。これは高芝地区生活支援推進協議会の設立趣旨の一節です。高芝地区における高齢者の生活支援体制を改めて考える場づくりとして「生活支援推進協議会」設立準備会はこのような理念を共有する中で立ち上げることができました。そして趣旨に賛同し、ご参加いただいたのが単位町会・自治会、民生児童委員、単位老人クラブを中心とした次の機関・団体の皆様方でした。多くの関係団体が連携高芝地区自治会連絡協議会・高芝地区民生委員児童委員協議会・新高根公民館区老人クラブ連絡協議会・東部老人クラブ連絡協議会会長・新高根公民館館長・地域のボランティアサークル代表・スポーツと健康を推進する会代表・地域包括支援センター・地域の在宅支援事業所代表・在宅支援事業所の地域連携室そして地区社協の地域コーディネーターはじめ役員の皆さんと広くご参加をいただきました。なお協議会の会長は地区社協会長、事務局長は生活支援コーディネーターが担当することとなりました。「生活支援推進協議会運営要綱」も6月18 日に開催された設立総会で承認決定されました。第1回幹事会は7月25日に新高根公民館で開催され、次のような問題について検討されました。(1)在宅支援ボランティアの確保支援を必要とする人たちの近くに支援する人がいる体制づくり(2)持続可能な利用制度の検討利用者の範囲、サービスの種類、利用料の有無、登録制度を含めたサービス利用のルール化やコーディネーターのあり方(3)「船橋市生きがい福祉事業団」など、既存の社会資源との連携(4)その他高齢者の皆さんが生きがいと楽しみを共有できる制度、例えば「お買い物ツアーの日」や「利用者の集い」など、特別なサービスも検討に加えていきます。高芝地区社会福祉協議会生活支援コーディネーター仲河 洋子二宮・飯山満地区社会福祉協議会は、今年4月1日に千葉県社会福祉協議会から福祉教育推進団体の指定を受けて、パッケージ方式により、船橋市立飯山満中学校、船橋市立飯山満小学校、船橋市立飯山満南小学校、千葉県立船橋芝山高等学校活やさまざまな活動を通して「人がともにいきる」、「自分の幸せ」と「みんなの幸せ」を考え、学習することを福祉教育とし、取り組んでいます。二宮・飯山満地区社協では、県から指定を受け、文中の各校と連携し、福祉教育を推進しています。市社協では、生活に困窮しているか、困窮にいたるおそれのある方のうち、仕事をした経験がなかったり、生活リズムが整っていないなどで、すぐに仕事に就くことは難しいという方が、生活習慣や社会性を身につけ、就労へ向かえるよう支援する事業の一部を市より受託しています。船橋市の就労準備支援事業は、船橋市保健と福祉の総合相談窓口“さーくる”が担っています。船橋市社会福祉協議会では、“さーくる”で就労準備支援事業を利用している方のうち、仕事に就く前の1つのステップとして、ボランティア活動を希望される方への活動先の紹介や同行支援などをしています。社会経験が少なかったり、自信を失っている方が就労に向けて前向きな気持ちになれるよう、自分の得意なことや興味の持てることを生と共に3カ年にわたり「福祉教育」(※参照)に取り組んでいきます。 6月15日に第1回二宮・飯山満地区福祉教育推進連絡会議を千葉県社会福祉協議会、船橋市社会福祉協議会、船橋市教育委員会など関係者17人の出席をいただき開催しました。これから「福祉まつり」で各学校にステージ演技の協力をいただく予定です。また、ミニデイサービス、子育てサロン事業などで、中学生ボランティアの活動をバックアップしていきます。現在、目的を達成するための事業を明確にしようと、設置要綱(案)を作成し、各団体に精査をお願いしています。今後の予定としては、今年度中に開催される福祉推進員養成研修や、福祉教育研究県大会に出席し見識を深め、「広く地域の状況を知り、自ら考えて、周辺地域の人々に対して優しい気持ちで接し、さまざまな福祉活動を実行できる人間づくり」を目指していきます。会長 諏訪 洋一※市社協では、普段の生7月24日、今年度の「たすけあいの会ネットワーク情報交換会」が開催されました。市内でたすけあい活動を行っている団体が年1回集まり、それぞれの団体で工夫していることや悩みなどを話し合い、情報交換をしています。 今年は、これから活動団体の立ち上げを検討している地域の方も参加し、熱気あふれる会となりまかして活動ができるよう、丁寧にお話を聴くよう心掛けています。これまで湊町、海神、塚田、薬円台、坪井の各地区社協やボランティアセンターに登録しているボランティアグループ、NPO法人でボランティア活動を受け入れていただきました。活動を経験した方は、自分が誰かの役にたつことができ、感謝されたことで、自信を得ることができています。利用者の方が希望する活動をたくさん紹介できるよう、活動の受け入れ先を増やしていきたいと思っていますので、ご協力をお願いいたします。した。優しい気持ちを育むため二宮・飯山満地区 社協が福祉教育推進団体に指定今私たちにできること!福祉課題を地域全体で共有自立支援のための就労準備支援事業活動状況の報告会たすけあいの会    ネットワーク情報交換会を開催高芝地区生活支援推進協議会設立総会の模様◇ 安心登録カード事業では、登録者を支援する避難協力者が必要です。皆様のご協力をお待ちしています ◇